怒りを有効活用する学問 > アンガー マネジメント

日本アンガーマネジメント ファシリテーター養成講座

アンガーマネジメントを実行するためには

①「怒り」という感情の発端を紐解こう
②「怒り」のメカニズムを知り、効果的にコントロールする
③「怒り」が生み出す負の連鎖を解消するために
④「怒り」を把握するためにコアビリーフを分析すべし
⑤「怒り」をなくすための解決思考を形成していく秘訣
⑥「怒り」をコントロールするためのテクニックを紹介!

「怒り」のメカニズムを知り、効果的にコントロールする

アンガーマネジメントとは怒りを抑え込むものではなく、コントロールしていくものであることは前回説明しましたが、そのためには「怒り」が どのようなメカニズムで沸き起こるものなのか理解する必要があります。
具体的ないくつかの実践法が「怒り」のどのような側面に効果的なものなのか、理解しながら実践することでよりよい効果が得られるでしょう。

日本人は怒りの溜め込み体質

日本人は他人に迷惑をかけることを異常に恐れます。
その証拠に母親は子供に対してなにかと「やめなさい」と注意し、多くの人が口癖のように「すいません」という言葉を使います。
あらゆる問題を自分で処理することを求められ、感情を表に出しすぎることはあまり好まれません。
そのような暗黙の了解が蔓延している日本では、怒りや悲しみといった『負』の感情を外に出すことを、恥ずかしいものだと感じて隠す傾向があるようです。
このような日本特有の閉塞感が、怒りを溜め込むことを助長してきました。
ひたすら抑圧することを教えられてきた日本人は、怒りを発散する機会を見失いがちです。
また、怒りを抑圧することを強要されて育った人は、怒りを感じること、発散することに罪悪感を感じてしまうようになると言います。
それが「怒り」であるうちはまだいいですが、その怒りが抑圧されすぎて精神に異常をきたし、鬱病などの精神疾患に繋がれば 自分にとっても周囲にとっても大きな損害に繋がります。
そうなる前に、自分の「怒り」という感情について、一歩引いて考えてみて下さい。

「怒り」は二次的感情

「怒り」という感情は、ある日突然出現するものではなく、日々の小さな感情の積み重ねがもたらす感情だということをご存じでしょうか?
「第二次感情(セカンダリー・エモーション)」と呼ばれる感情で、その原因(第一次感情)として不安感やストレス、孤独感、プレッシャーなどの小さな感情の積み重ねがあります。
小さなストレスが積み重なって肥大化している状態の時、何らかの起爆剤を投入されることによって負の感情が大爆発するのです。
それが「怒り」なのです。
ほんの小さな出来事でも起爆剤になり得ます。
例えば、部下のちょっとした資料の誤字脱字であったり、同僚の少し配慮に欠けた一言であったり。
それ自体は通常の状態であれば受け流せるほんの小さなことでも、肥大化したストレスの前では危険な起爆剤になってしまいます。
このような危険な状態になる前に、こまめにガス抜きをしていくことが大切です。
たまには自分の好きなことを思いっきりして、リラックスして羽をのばし、負の感情から解放される時間を持つことが 怒りという危険から遠ざかるためには必要なのです。

アンガーマネジメント教材