怒りを有効活用する学問 > アンガー マネジメント

日本アンガーマネジメント ファシリテーター養成講座

アンガーマネジメントを実行するためには

①「怒り」という感情の発端を紐解こう
②「怒り」のメカニズムを知り、効果的にコントロールする
③「怒り」が生み出す負の連鎖を解消するために
④「怒り」を把握するためにコアビリーフを分析すべし
⑤「怒り」をなくすための解決思考を形成していく秘訣
⑥「怒り」をコントロールするためのテクニックを紹介!

「怒り」をなくすための解決思考を形成していくために

思い出し怒りを無くすための「解決思考」
人は誰しも、自分の失敗や他人の無礼を思い出してムカムカした経験があるものです。
このような場合、なぜ嫌な記憶を不必要に思い出して大切な時間を割かねばならないのか、 こんな気分にならなければならないのかと、さらにイライラすることもしばしばですね。
それは変えられない過去、起こった事実、原因に思考が囚われているからです。
そんなイライラからは「解決思考」に方向転換することで脱却しましょう。

怒りの病原菌を取り去るには、変えられない原因に思考を縛られるのではなく、解決に目を向け、変化を望むことが大切です。
過去、事実は変えられないが、変えられる部分に意識を持っていくことでイライラを軽減することができます。
「どうしてあんなことをしてしまったのか、されたのか」から「どうしたらこの状況から脱却できるのか」という考え方に 方向転換することが、怒りという負の感情をプラスの感情に変換するきっかけになります。
もし怒りをヤル気に変換することができるなら、それはとてもエコなことですよね。

解決思考の習慣をつける

普段から思い出し怒りを感じたら、解決思考に切り替える習慣を付けておくといいでしょう。
その怒りを無くすためには何が、どんな行為が必要か、いくつか考えるクセをつけていきましょう。
怒りの原因に囚われることは怒りという感情に囚われることと同じで、いつまでも怒りの悪玉を抱え込むことです。
そうならないために悪玉は溜め込まずにどんどん捨てて、先に進んでいきましょう。
無駄なイライラを無くすためにはそれが必要です。

ブレイクパターンで脳の風通しを

人間は変化に弱い生き物です。突然習慣を崩されると強い不安感やストレスを感じます。
誰でも新しい環境に馴染むには多くの時間が必要でしょう。時には急な変化が大きなストレスとなり体調を崩してしまうこともあります。
さらに、年齢を重ねるごとに変化に弱くなる傾向はますます高まることが分かっています。
脳の機能が低下し、処理能力が落ちることで変化を受け入れることが難しくなってくるのです。
首尾一貫して自分の意思を曲げない「頑固おやじ」はその典型例です。
怒りという感情も、予告無く起こる変化であり、予想、制御出来ないものです。予測なく起こる変化という意味でも怒りは多大なストレスを与えています。
怒りに強くなるという意味でも、変化に強くなることは大変有効です。また、変化に強くなればトラブルへの咄嗟の対応にも強くなれます。
アンガーマネジメントが提案する変化に強くなる訓練として、「ブレイクパターン」という方法があります。
「ブレイクパターン」は、パターン化した日常に毎日少しずつ変化を加えていくテクニックです。

この「変化」は、どんなに些細なことであっても構いません。例えば、
・朝時間に余裕があったらいつもの出勤ルートより少し遠回りしてみる
・昼食をいつもの店より数メートル先の店にしてみる
・目覚ましのメロディーを変えてみる
・会社内の移動をエレベーターを使わずに階段を使ってみる
・パソコンのデスクトップ画像を変えてみる
・ハンカチを新調してみる
・前髪の分け目を変えてみる

など、どんなことでも構いません。
どんなことをするかということよりも、自分が変化を楽しめるかということが重要です。
些細な行為の積み重ねが変化を嫌わない、むしろ変化を好む体質へと変えてくれます。
その結果、怒りに対しても動揺しにくくなれるでしょう。

アンガーマネジメント教材